あとがき |
|
この『エンドレスバトル 〜百花繚乱〜 完全版』を公開し始めたのが2012年の初め。 今このあとがきを書いているのが2019年も終わり、なので丸8年書いていたことになります。 その間に本当に色々とありました。 連載開始当時、まさか今の自分が結婚して子供も出来るとは思ってもいなかったです。 その子供も、日々色んなことが出来るようになっていて、親として成長を感じています。 この作品にも、似た部分を感じています。 最初は巻き込まれて流れに任せて為すがままだった上野も、最終的には自分から行動を起こすほどに成長しました。 やはり人の成長を見るのは非常に気持ちがいいものです。 それもあって、オリジナルの連載が終わってから読み返した時、どこか物足りなさを感じました。 理由は簡単で、最後に結ばれた上野と目黒がどのようにしてそのようになったのか、それが描かれてなかったからです。 自分自身、妻との出会いは学生時代ですが、付き合い始めたのは社会人になってから。 なので、この連載時に書いた話だけではそのような展開にならないことは納得でした。 それもあって、最終戦とエピローグとの間に起きたことを書かなくては、という無駄な使命感に駆られました。 途中、何回か挫折しそうなこともありましたが、いざ書きたいシーンになるとタイプする手が非常にスムーズでした。 やはりこの話を書き始めたのは正解だった、と改めて思えた時間でした。 その8年間の間に起こったことと言えば、この話の元となった『百花繚乱ENDLESS BATTLE』がサービス終了したことも挙げられます。 当時の人達との交流はほぼなくなってしまいましたが、今も元気にやっていることを願うばかりです。 また、この間にソシャゲもかなりの進化を遂げまして、自分自身も色々やっていたりします。 その中でも特にハマっているのは『プリンセスコネクトRe:Dive』というソシャゲです。 実はこのソシャゲ、『クラン』というEBでいうところの国のようなシステムと『クランバトル』というイベントがあります。 同じクランの人達と連携を取りながら、『クランバトル』で他のクランより良い成績を目指すという光景が月末の恒例になっているのですが、 これがEBでいうところの戦争と酷似していて、非常に懐かしい気持ちになります。 やはり、自分はこの手のゲームとの縁は簡単には切れないのだなと改めて感じています。 さて、ようやくこの作品も完結することが出来たのですが、実は次に書きたい作品も頭の中にあったりします。 どのような形で書いていくか、どこで発表するか、そこら辺は今考えているところです。 ただ、書き始めたら中々終わらないような気もするので、もう『完結しない作品』というのも一つの形なのかなと思ったりします。 そういうことが出来る作品なのは間違いないので、気になる方は楽しみにしていてください。 少なくとも、妻はその様子みたいです。 と、ダラダラ長くなってしまいましたが、ここまでにしようと思います。 無駄に長い連載期間になってしまいましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。 |